道路・路面標示
アトムライン
路面標示用塗料 JIS K 5665 3種(溶融)
世界ではじめての溶袋式溶融型路面標示用塗料です。
世界ではじめての溶袋式溶融型路面標示用塗料で、日本をはじめ、世界各国で特許を得ております。
溶袋式とは、溶融塗料である粉体を入れる袋そのものが、原料の一部となっており、袋ごと溶解釜に入れて溶かすものです。溶袋式は、溶けた袋が性能向上剤として働くと同時に袋の処理を不要にする、画期的な方式です。
アトムラインは樹脂と骨材および反射材を混合した粉体塗料で、これを袋ごと溶解釜に入れ、180〜220℃に加熱して溶解し、路面に塗布すると自然に冷却されて固まり、塗膜となります。
耐久性とスピード施工が要求される路面標示用塗料として最適で、現在もっとも広範囲に、もっとも多量に使用されています。
また当社は、「塗料」のみならず「施工機械」、「施工技術」の面でも、日本はもちろん、世界的にもトップレベルの技術水準にある、と高く評価されています。
特長
- 溶袋式である。 溶袋式には次のような利点があります。
①公害防止・省資源となる。
従来の塩化ビニル製の袋は、焼却すれば有害ガスを発生し、また放置すると飛散して環境汚染、環境破壊の要因となりますが、アトムラインは袋も原料の一部となるため、資源の100%活用ができます。
②品質が向上する。
袋の特殊成分により、各種性能が向上しております。
③袋の処分がなく、経済的。
袋の処理の必要がないため経済的で、作業のスピードアップがはかれます。 - 付着性が優れている。 付着性を向上させるため、塗材、路材の両面から多角的な検討を行い、独特な付着性向上剤を配合しました。そのため、付着性が非常に優れています。なお、強力な接着力をもつ路面標示用プライマーの併用により、ラインの付着性が向上します。
- 耐クラック性がよい。 溶融型塗料の欠点である、温度変化による塗膜の歪を徹底的に研究するとともに、長期耐久性のよい原料を選択し、クラックの発生を防止しています。
- 白色性が優れている。 特殊加工の白色顔料を使用し、高度な配合技術によって顔料の分散がよく、白色性が優れています。
- 耐久性が優れている。 特殊合成樹脂と体質顔料は、樹脂の分子構造、顔料の硬度等を考慮して、最高の耐久性を発揮するように配合されています。
用途
道路標示、区画線、駐車場、公園、工場、倉庫等
色
白、鉛・クロムフリー黄
容量
20kg/袋(溶袋式)
製品詳細
- 鉛・クロムフリー
- 路面標示用塗料 JIS K 5665 3種 認証品
- 溶融タイプ
製品荷姿
品質規格(JIS K 5665 3種)
試験項目 | 品質 | ||
---|---|---|---|
1号 | 2号 | ||
密度(23℃)g/cm³ | 2.3以下 | ||
軟化点 ℃ | 80以上 | ||
塗膜の外観 | 異常がない | ||
タイヤ付着性 | タイヤに付着しない | ||
拡散反射率(白に限る)% | 75以上 | ||
黄色度(白に限る) | 0〜0.10 | ||
耐摩耗性(100回転当たりの摩耗減量mg) | 200以下 | ||
圧縮強さ(23℃)kN/cm² | 0.802以上 | ||
耐アルカリ性 | 異常がない | ||
ガラスビーズの含有率 % | 15~15+3 | 20~20+3 | |
塗膜中の鉛の定量 (黄色に限る)(質量分率%)a) | 0.06以下 | ||
塗膜中のクロムの定量 (黄色に限る)(質量分率%)a) | 0.03以下 | ||
屋外暴露耐候性 | 割れ、剥がれ及び色の変化の程度が大きくない |
a)白については、鉛及びクロムの化合物を含有していないため、この試験は適用しない。